仕事が始まって収入が安定したら、



旅に出ようと思う。





行き先は福岡と、



ディズニーシーと東京ビッグサイトと、



茨城のつくばと牛久、



長野の軽井沢と



そこにある某ホテルと上田だ。





元カノさんとの




思い出の地だ。





一人で訪れて、



あの日の二人に謝って、



あの時のプロポーズをあの場所で、



ゴメンナサイって謝って、



ひとりぼっちを噛みしめに向かうつもりだ。





もう僕には誰もいない。



もう引き返せない。



進む先もない。



なら覚悟を決める。



元カノさんの幸せは祈り続けるけど、



僕は僕の迷惑な人間としての自死への道でケジメを付ける。 





思い出を抱えたままでは死に踏み切れない。



どこかであの日に戻れるんじゃないかと思ってしまうからだ。




旅は体調や仕事の関係で、



具体的にはいつになるかは分からない。




でも、死ぬほど寂しいけど、



楽しく苦しい思い出を全て捨てて、



まっさらな気持ちで死に臨みたい。 





最後の旅になる。



その思い出の地のどこかの、



人目のつかないところで、



致死量のカリウムを打つか、



灯油を被って火を付けるか、



苦しむと思うけど、



きちんと自分の罪と命にケジメをつけたい。






最後に目にする光景が、




思い出の地のどこかだったなら、




少しは幸せに旅立てるだろう。




まっさらになっていたら、




矛盾するようだけど、




元カノさんとの楽しかった思い出だけが、




走馬燈のように蘇りながら幸せに死ねる気がするんだよ。