取り消そうとしたら、不動産屋がごねた。


委任状を取り消すなら、誰を窓口にするのか決めてくれとのこと。

僕か、彼女か、彼女の父か。

そもそも彼女の父が代理人として動いていること自体、

基本的にはおかしいんだけど。復代理は委任していないんだから。


僕は茨城に行きたくても彼女の幸せのためには行けない身。

委任状を解除すれば、茨城に行って彼女の荷物を片付けて、

下手をしたら住まねばならなくなる。

それは彼女の望むところではないだろう。


仕方ないので、委任状はそのままにしておいた。


悔しい。


僕に解約状況を伝えるなと言っている、彼女のお父さんに全て委任しないといけないなんて。 

信頼関係を持ってもらえない相手に委任するなんて、

民法にも反してるし。


民法上、委任は一方的に解除できるが、

実際には解除した後に対応できる経済力も精神力もなければ、

関東に立ち入ることすら僕には彼女から許されていない。


だから自分の契約すら、自分の意思では解除できない。


僕には人権すらないんだね。

まあ、元々、憲法で定められた居住移転の自由すら、

彼女は僕には認めてくれなかったんだし。

人間とはもう思ってもらってないんだろうね。

きっと僕は凶悪な罪人として、ずっと恨まれていくんだろうね。


5年間愛し合った時間なんて、こんなものなんだね。


人権すらもう与えない。それが彼女たち家族の答えなんだね。 

徹底的に罪を問うて、死ぬまで罰を与え続けるつもりなんだね。


彼女には全く恨みはないし、幸せになって欲しいけど、


ちょっと辛くなりました。


もう、人間であるのが嫌になりました。



人権のない人間なんて、




封建時代の奴隷じゃん。




人間なんか、


みんな



















いなくなればいい。